副園長の子育て応援通信

「進 化」

夏は、リオオリンピックでたくさんの感動をもらいましたね。子どもたちに「オリンピックをテレビで見た?」って聞くと殆どの子が「みた~!!」と言ってました。個人的には、4×100メートルリレーが忘れられない場面です。個人の持つ走力だけではなくて、バトンワークの練習の成果が銀メダルにつながったことが、またかっこいいですよね。

子どもたちは感動の場面を自分たちの生活の中で真似して再現しますよね。今は運動会の種目でもあるリレーが流行っています。これから運動会に向けて、子どもたちの話し合いが始まりますが、特に年長児がオリンピックをどんな風に取り入れていくか楽しみですね。

オリンピックのメダリストたちは、自己分析し、科学的なトレーニングを考え、メンタルを調整したりしながら練習を重ね、涙ぐましい努力の末に進化してメダルを獲得したわけですが、私たちも日々の保育を振り返り、自己分析し、保育力を高める努力をしています。このたび、ようやくせんりひじり幼稚園の今までの研修や考え方の変遷や歩みを「子どもに至る」の本にまとめることができました。私たちの日々の保育は、体操競技の演技得点や陸上競技のタイムのような目に見える結果や評価はありません。あるのは目の前の子どもたちがどんな表情でどんなことを感じ、どんな毎日を過ごしているかという姿であり、育ちです。目の前の子どもたちをしっかりと見つめ、真摯に子どもたちと向き合い、育ちを支えながら、せんりひじりなりの進化をしていきたいと思います。

このたび、6月にご紹介したイラストレーターのミウラナオコさんにお願いして、「ひじりん」というせんりひじり幼稚園の新しいキャラクターを作ってもらいました。これは、動物でもない、人でもない、虫でもない、植物でもない、でも子どもたちの身近にいて、みんなを応援し支えてくれる友だちのような存在として、幼稚園のあちこちにいる・・・そしてそれぞれの色を大切にという意味で、にじいろのボールを持っている・・・そんな「ひじりん」をどうぞよろしくお願いします。(カーニバルでは、その「ひじりん」のタオル・ランチマット・ミニタオルがデビューします。お楽しみに!)

 

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