「気持ちを合わせて」
先日のPTA総会には多くの方にご出席いただきありがとうございました。副会長の北原さんのご挨拶は、この一年を乗り越えた充実感があふれていて、胸が熱くなりました。また、「おつかれさま~!!」の掛け声とキラキラうちわを振る保護者の皆様の笑顔が温かくて、本当に素敵な総会でした。
総会でもお話させていただきましたが、PTA役員の皆さんはホントによく話をされます。誰かが何かを言うと、次々に言葉が出てきます。その日常的なおしゃべりが実はとても重要で、その中でそれぞれの意見を交換し、建設的な話し合いが成立していきます。そして、合意の下で次に進んでいくのです。阿吽の呼吸で、「合意」が成立していることにご本人たちはもしかしたら気付いていないかもしれません。そして、いつも笑いながら前に進んでいかれることに感動します。
「合意」して進めていくことは大人も子どもも大切です。年長さんのお店屋さんでは、何をするか決める時は、特に時間をかけて話し合います。全員の合意が得られないと、みんなのお店を作っていけないからです。私たち保育者も、保育計画・環境・行事・などについてよく話し合って決めます。「合意」の上で進めていく事が組織の原動力になります。
アンケートでは、様々なご意見をありがとうございました。心温まるメッセージは担任のエネルギーになります。また、貴重なご意見もいただき、振り返って見直していきたいと思います。保護者の方々のご意見によって教えていただくこともあり、説明が足りなかったと反省することもあります。共に子どもの育ちを支えるパートナーとして、風通しのいい関係でありたいと思っています。
最近のニュースで、様々な教育の考え方があることを感じさせられますが、子どもの心を思うと辛くて見ていられなくなります。目の前の子どもの姿を見ながら育ちを検証し、保育計画を立てていくのがひじり学園のやり方です。答えは子どもが持っているのです。大人の価値観だけで子どもの活動を決めてしまわないように、いつも振り返り話し合って「合意」を得ながら進んでいく事が大切なのではないでしょうか。
年長組さんは今週末に卒園されますが、これから親としてどのように子どもに寄り添っていけばいいのか迷う時もあるかと思います。親が思う以上に子どもは育っています。子どもの育ちを信じながら、子どもの考えを聞きながら、愛情が伝わっているか様子を確かめながら・・・寄り添っていきたいですね。
でも、困ったことがあったらいつでも相談に来てください。これからも子どもたちとご家族の皆様の幸せをお祈りしています。